死んだらどうなるの?〜死後の世界を考える〜

ここを読んでいるあなたは、今何となく満足した心が生じているかもしれませんが、あなたを動かしている意識においては、何となく物足りない人生を送っているのではないでしょうか、、、

偉人が語る対外離脱体験

 

眠っているときや麻酔、病気やひどい痛みの最中

あるいは瞑想に入っているとき

自分の「意識」だけが「肉体」を離れていってしまう

「体外離脱」あるいは幽体離脱

という体験が起こることがあります

 

現在では精神医学者や心理学者によってかなり研究が進められており

「10人に1人程度は生涯に一度は経験している」とも言われています

 

ここでは、単なる幻覚ではなく

実際に意識が体外に出ていって見聞きした場合でないと

つじつまの合わないような体験を集めてみました

 

心理学者 ユング氏の体外離脱体験談

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カール・グスタフユング(1875 - 1961)

 

20世紀の偉大な心理学者の代表格として

カール・グスタフユングの名前はあなたもご存じだと思います

なんとそのユング自身も「体外離脱体験をしていた」

と自伝に書いているのです

 

『ヴィジョンで見たとおりの書棚、 踏台、本があった』

 

ある夜、

私は目覚めたままで横になって、

その前日葬式が行なわれたばかりの友人の急激な死について考えていた。

私はそれに深く心を奪われていた。

 

すると突然、

彼が部屋にいることを私は感じた。

彼がベッドの横に立って、

彼についてくるようにと

私に問いかけているように思われた。

 

それは幽霊のような感じではなかった。

むしろ、それは内的な彼の視覚像であり、

1種の空想であると、自分で納得した。

 

......私は自分に言い聞かせた。

 

「証拠はどこにもない

彼を空想だとして説明し去るよりは、

疑わしい点は彼に有利に解釈して、

1つの実験として、

彼を現実のものとしてみることにしよう。」

 

このように思った時、

彼は戸口にゆき、

彼に従うようにと私に手まねをした。

そこで私は彼と共演しなければならなくなってきた

 

......彼は私を家の外へ導き、

庭や道を通って、

とうとう彼の家まで行った。

(実際に、彼の家は私の家から数百メートルのところにある)

 

私は家に入り、

彼は自分の書斎へと導いた。

彼は踏台にのぼり、

上から2番目の棚にあった赤い表紙の5冊の本の中から、

2冊目の本を私に示した。

 

ここで、私の幻像は終った。

 

私は彼の書斎をみたことがなく、

どんな本を彼がもっているかを知らなかった。

もちろん、彼が上から2番目の棚に示した本のタイトルは、

下側にいる私には、決して解るものではなかった。

 

この経験にあまりにも好奇心を誘われたので、

翌朝、私は彼の未亡人を訪ね、

友人の書斎をみてもよいかとたずねた。

 

果して、私が幻像で見た書棚の下では踏台があり、

そこに近づくまでに、赤い表紙の5冊の本が目にはいった。

私は、本のタイトルが読めるように踏台にのぼった。

 

それはエミール・ゾラの小説の翻訳であった。

第2巻のタイトルは『死者の遺産』であった。

 

その内容はあまり興味のあるものではなさそうであったが、

そのタイトルのみがこの経験に関しては全く意義深いものであった。

 

引用 “ヤッフェ編『ユング自伝2』” みすず書房より

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エレクトロニクス会社社長 モンロー氏の体外離脱体験談

 

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ロバート・モンロー(1915 - 1995)

 エレクトロニクス会社の社長を務めていたロバート・モンロー氏は

体外離脱を自由に体験できるようになったと語っています

 

『六百回近くの体外離脱をした男』

 

1958年の春のある夜、

モンロー氏は眠りに入ろうとしたとき、

突然、体に震えが走った。

 

その翌日、今度は体の周囲に

直径2フィート(約60センチ)の火花の輪が現われ、

それが頭のてっぺんから足の爪先まで上下したのである。

 

この日からモンロー氏は、

ある程度自分の好きなところに体外離脱をして、

自分の思うままのところへ行けるようになった。

 

ある日、体外離脱した彼は、

八キロほど離れた友人のブラッドショー夫妻を訪ねた。

ブラッドショー夫人は

「確かにその時間にモンロー氏をみかけた」

と証言している。

 

1963年8月15日、モンロー氏は体外離脱し、

姪が友人と3人でニュージャージーの海岸で遊んでいるところに行った。

このとき、モンロー氏は

「自分が確かにここに来ている」

と証明したくなり、

姪の尻をつねってあざを作った。

そのため、あとで姪にひどく叱られたという。

 

モンロー氏は多くの科学者に自分の体験を研究してもらったが、

それだけでは飽き足りず、

ついにはバージニア州にモンロー研究所を設立してしまった。

 

このモンロー研究所は現在も研究・実験を続けています

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 モンロー研究所

 

 

宗教学者 中沢新一氏の体外離脱体験談

 ※画像は肖像権保護のため利用しません。 

 

チベット密教の修行をした宗教学者中沢新一氏は、 

瞑想中に意識を体から抜け出させるという体験をしています

 

上から自分を見下ろしている自分

 

私は自分が奇妙な体験をしていることに気がついた。

 

つまり、私は自分の体の外にいて自分の体を

上のほうから見下ろしていることに気づいたのである。

 

それは奇妙な感覚だった。

 

上のほうから見下ろす体は、

髪の毛や着物のヒダにいたるまで

くっきりと見えるのに、

その周囲の空間は遠くなるにしたがって、

しだいに暗闇に溶け込んでいくようだった。

 

しかし、不思議なことに、

私は自分の後方の離れたところにある寝台に座って

心配そうにこちらを見ている同室の若い僧の姿だけは

はっきりと見ているのである。

 

 引用 “チベットモーツァルト” 著者 中沢新一より

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『人は死んだらどうなるのだろうか?』

~真実を追い求めた先に何があるのか~

 

 私はこの大きな問題の答えを求め

いろいろな資料や文献を調べてきました。

驚くべきことに、この大問題は、

哲学や宗教の分野に収まらず

なんと科学者の研究対象にもなっていました

 

その科学者の真面目な研究対象として、

臨死体験前世療法」

「過去世を覚えている子供たちの証言」

などがあります

 

ここでは皆さんに、私が調べてきた中で、

より論理的で筋が通っていると思われるお話を中心に、

ご紹介していきたいと思っています。

 

この私の記事やまとめるにあたって参考にした資料が

「死後の世界」という未開のものについて

真剣に考えているあなたにとって

必ずや有益なものとなることを

信じています