死んだらどうなるの?〜死後の世界を考える〜

ここを読んでいるあなたは、今何となく満足した心が生じているかもしれませんが、あなたを動かしている意識においては、何となく物足りない人生を送っているのではないでしょうか、、、

はじめに

 

われわれは何処から来たのか?

われわれは何者か?

われわれは何処にいくのか?

 

これは 

フランスの画家ゴーギャン

最も有名な作品のタイトルです

 

そしてこのような疑問を持つのは

決してゴーギャン一人ではありません

今も昔もそして世界の東でも西でも

多くの人々を悩ませてきました

 

 

あの鴨長明も『方丈記』に次のように記しています 

 

知らず、生まれ死ぬる人、

わたしにはわからない、生まれる人が

いづかたより来たりて、いづかたへか去る

 どこから来て、死ぬ人がどこへ去っていくのか

  

 

また 

 古代ローマ帝国の皇帝にして哲学者であった

マルクス・アウレリウスは 『自省録』で

次のようにつぶやきました

 

さてそこで、

君は次のことを銘記すべきである。

君のこのちっぽけな合成体(肉体)が

(バラバラの原子になって)離散するか、

それとも君の生気(魂)が消滅するか、

それとも移動して

どこか他の場所に配置されるか、

いずれかでなければならないだろう

ということを

 

 

 しかし

そこに結論は示されていません

死ねば肉体が崩壊してそれでおしまいなのか

魂というものがあったとしても

肉体と同時に消滅してしまうのか

それとも別の新しい生が待っているのか......

 

 

 

 さて、ここで日本人の世論調査結果を見てみましょう

 

1994年の読売新聞社世論調査によると 

 

・死後も霊魂が存在する ・・35.0%

・存在しない ・・・・・・・29.9

・何ともいえない ・・・・・33.2

・無回答・・・・・・・・・・1.9

 

という結果になりました

 

つまり3分の1以上の人が

死後の世界の存在を信じている

ということになります

 

意外でしょうか?

 

また1998年11月にNHK放送文化研究所

「日本人の宗教意識」というアンケートがなされました

その中の「死後の世界」という項目については、

 

・絶対にある・・・・・・・・・6.7%

・たぶんあると思う・・・・・30.3% 

・たぶんないと思う・・・・・23.2% 

・決してない・・・・・・・・11.8% 

・わからない、無回答・・・・27.9% 

 

という結果になりました

ここでも

3分の1以上の人が

「死後の世界がある」

と回答していることが分かりますね

 

これを多いと見るか

それとも少ないと見るか

人によりけりと思いますが

あなたはどう考えますか?

 

 私の知人の話になってしまいますが

「これは年寄りじみた回答ではないか」

という質問がありました

 

 

つまり

年をとるほど信心深くなるから

「死後の世界がある」

という回答が出たのではないか

ということです

 

おそらく彼は

「科学的な教育を受けた若者なら、

そんなばかげたことを信じたりはしないだろう」

と言いたいのだと思います

 

 では

若者に対するアンケート調査を見てみましょう

 

國學院大学井上順孝教授(宗教学)らが、

全国の27大学と、7つの専門学校の学生約3800人

を対象に「宗教意識調査」を行なっています

 

結果はこちらです

 

1992年 死後の世界を信じる・ありうる・・・約70%

1995年 臨死体験を信じる・・・・・・・・・・69%

1995年 輪廻転生を信じる・・・・・・・・・・52% 

 

 驚くべきことに

若者の半数以上が

「輪廻転生を信じる」

と回答していますね

 

これは余談ですが

 1988年の丸山久美子氏が行った調査によると

最先端の現代医学教育を受けている医学生でも

40%が輪廻転生を肯定

50%は霊魂は不滅

だと考えているというデータもあります

 

『人は死んだらどうなるのだろうか?』

 

 私はこの大きな問題の答えを求めて

いろいろな資料や文献を調べてみましたが 

この大問題は決して哲学や宗教の分野に収まらず

科学者の研究対象にもなっていました

 

有名な話では 

科学的でまじめな研究の対象として

臨死体験

前世療法」

「過去世を覚えている子供たちの証言」

などがあります

 

 いろいろな書物の中でも検討するに値する資料

ピックアップして記事にしてみました

 

私の記事や、これらの資料が

死後の世界というものについて

真剣に考えてみようという

あなたにとって

必ずや有益なものとなることを

信じています